エバンス「それで、お前さんの町はどちらで?」

5-1
アイネ「ミューレルです」

ルウシン「ふーん、結構距離はあるけど問題はないかな」

エバンス「ふ、それはどうかな?
 これは序章に過ぎない…大いなる陰謀が」

アイネ「え…」

クリス「……」

ルウシン「アホな事いってねーでさっさと行くぞ」
エバンス「そう言いつつこれで終わったら物足りないとか思ってるでしょ?」

ルウシン「ばばば、馬鹿言え!そんなお前…とんでもない事件が起きたら面白そうとかそんな事思ってねーよ!」

エバンス「わかりやすいなルウ」

ルウシン「うるさい、さっさと行くぞ」

エバンス「へーへー」

クリス「…大丈夫なの?」

アイネ「…たぶん」

~~~~

―ミューレルへの道―

アイネ「モンスター!つ、強そう」

ルウシン「ブラックベアか…俺は問題ないが」

エバンス「流石に2人護衛しながらってのは厳しいかな~。ま、やってみるけども」

獣系モンスターの中で凶暴な事で知られるブラックベア。ルウシン、エバンスといえど簡単には倒せない。そうこうしている内に周りからもモンスターが襲い掛かってくる

アイネ「あっクリス、そっち危ない!」

クリス「あら…」

ルウシン「やべ、つーかあんたも少しはやる気だしてくれ!」

クリス「仕方ないわね…」

クリスが杖をかざし何かの魔法を唱える。と、モンスター達は静かに眠りについた

エバンス「おお、呪術系の魔法使いなのか。流石魔女」

アイネ「ま、魔女じゃないけどクリスは色々な魔法が使えるの」

ルウシン「やっぱ俺達いらないじゃねーか…」

クリス「私に無駄な労力を使わせないで。次からはしっかりと護りなさい」

エバンス「えー…」

ルウシン「魔女め…」

5-2
クリス「…死に至らしめる魔法試してみていい?」

ルウシン「げっやめろ!」

エバンス「すいませんでした!」

アイネ「じょ、冗談だよ~…ね?」

クリス「ん?うふふ…」

アイネ「えー…」

~~~~

エバンス「んー何か変だな」

ルシアン「ん?」

エバンス「この道はこんなにモンスターは出てこなかったはずなんだが」

ルシアン「そうなのか?でもそんなの変わったりするものじゃないのか?」

エバンス「多少ならな。
 この変わり様は自然にならちょっと無いな」

ルシアン「ふーん…」

アイネ「あ…」

ルシアン「どうかしたのか?」

アイネ「え?」
 ううん、何でもないっ!」

エバンス「んー…?」

クリス「…今日はこの辺で休むとしましょう。
 ここならモンスターが来ないみたいだし」

ルシアン「ん、そうだな」

エバンス「…まあいいや、了解」

ルシアン「お、川があるな。
 体が洗えるぞ」

アイネ「あ、ほんとだね」

ルシアン「あーでも水が綺麗かどうかが心配だな」

エバンス「繊細か!
 ルウは野生児だと思ってたけど意外と違うのか」

アイネ「あはは…
 体が洗えるならなんでもいいよ」

クリス「…ワニとか蛭とかいないかしら」

ルシアン「そのくらいいるんじゃね?
 まあしょうがない」

エバンス「そっちは平気なのかよ!
 君がわからないよルウ?」

アイネ「あ、あはは…」