3-1
ルシアン「目的地はこの先の森、だったな」

アイネ「うん、知り合いが住んでるからそこまで連れて行って欲しいの」

エバンス「ほう、あんなとこに住んでる奴がいるのか…」

ルシアン「ふむ…」

アイネ「?」 

エバンス「あの辺はそれなりに強いモンスターが結構いる。
 そんな中で普通に暮らしてるって事は…化け物みたいな奴だなきっと」

ルシアン「だな」

アイネ「ちょっと!失礼な事言わないでよね!
 普通の女性よ、魔法使いで何か研究してる人!」

エバンス「魔女…だと」

ルシアン「なんだと…」

アイネ「違うってばー、あでも魔女っぽい格好はしてるかも?」

エ「ふーん…なんかちょっと怪しくなって来たな(ボソ)」

ルシアン「最初から怪しかったろ(ボソ)」

エバンス「いやだって魔女だぞ?そしてそこに俺達を連れていこうって事は…(ボソ)」

ルシアン「食べる気か!?」

アイネ「ちょっとさっきから聞こえてるからね!
 変な事言ってないで早く連れてってよ!」

エバンス「…どうする?」

ルシアン「…ま、危ない奴なら返り討ちにすればいい。
 それより面白そうだし行ってみるか」

エバンス「さっすがルウちゃん。
 危険な場所に自らつっこんでいくそのスタイル(馬鹿)は嫌いじゃないぜ」

ルシアン「さりげなく馬鹿にしてんじゃねー。
 さっさと行くぞ」


~~~~

エバンス「おっと、お出ましだな」

アイネ「わわっ、モンスター!?」

ルウシン「モールか…問題無い、ちょっと動きが速いけど雑魚だ」

ルウシン、エバンスは出現したモンスターを次々と倒していく

アイネ「す、凄い…」

エバンス「ふふ、一応これが本職だからね~」

ルウシン「油断するな!まだいるぞ」

シャー!
モンスターが一体アイネの方へ向かう

エバンス「む…!」

アイネ「え…こっちに来てる?」

ルウシン「やべ、間に合わねー…!」

アイネ「やああっ!」

バサッ
アイネの手から放たれたものがモンスターに命中

ルウシン「お?なんか動きが止まったぞ」

エバンス「よし、今のうちに…!」

エバンスの剣技が炸裂しモンスターの群れを退けた

エバンス「危ない危ない」

アイネ「あ、ありがとう」

ルウシン「さっき、何かしたのか?」

アイネ「あ、あれは」

エバンス「電気弾だな、当たった相手をしびれさせるアイテムだ」

ルウシン「へー…そんなものが」

アイネ「うん。前に言った知り合いの魔法使いがくれたの」

エバンス「なるほど、護衛がいるとは言っても最低限の備えはしてたわけね」

ルウシン「ふーん、魔法アイテムも作るのかその魔女は」

アイネ「だから魔女じゃないって。
 でも色々作ってるみたい」

エバンス「なるほど、とりあえず護衛は問題なく進みそうだな」

ルウシン「ま、一応俺達の近くにいるようにしろよ」

アイネ「うん、わかった」

~~~~ 

エバンス「日が暮れて来たな、まだ着きそうにない?」

アイネ「えっと…これで半分くらいだと思う」

ルシアン「結構遠いんだな」

アイネ「ごめんね?」

エバンス「まあいいや、それじゃ今日はこの辺で一休みするか。
 っと心配するなよルウちゃん、お泊りセット(寝袋)はちゃんと持ってきてるって」

ルシアン「…風呂は?」

エバンス「女子か!ねーよ!」

ルシアン「えー…汗流したいのになー」

エバンス「女子か!我慢しろよ野生児だろ!」

アイネ「あはは!

 あ…もしかして私、匂う?」

ルシアン「ん、いやいい匂いだと思うけど」

3-2
アイネ「な…あ…変態!////」

ルシアン「なんでだよ!」

エバンス「ルウちゃん流石にそれはないよ…?」

ルシアン「聞かれたから答えただけだろ!」

エバンス「やれやれ困った坊やだ。
 聞かれたからって素直に答えちゃダメな時もあるんだよ?太った人にデブって言ったり、剥げてる人にハゲって言ったらだめって教えたでしょ?」

ルシアン「いやハゲはいいだろ」

エバンス「あ、それはそうだった。ははっ」

アイネ「ぷ…あははは!」

ルシアン「む…?」

アイネ「あ、ごめんなさい。
 こんな大変な旅なのに楽しそうだったから」

ルシアン「あー…」

エバンス「ははっ、まあルウは頭のネジが何本か取れてるから危険とか思わないんだよ」

ルシアン「は?お前だろ」

エバンス「あ?」

ルシアン「は?」

アイネ「あはは」

エバンス「まあいいや、そろそろ寝るぞ」

ルシアン「うい」

アイネ「おやすみなさいっ」


~~~~


エバンス「ふう寝た寝た。
 そんじゃそろそろ行くとするか」

ルシアン「地面が硬かったから体が痛い」

エバンス「繊細アピールやめろ!女子か!」

アイネ「おはよう、朝から元気だねー」

ルシアン「ちゃんと眠れたか?」

アイネ「うん大丈夫。野宿って初めてだったけど結構楽しかった!」

ルシアン「星も見えたしな」

アイネ「うんうん!綺麗だった~」

エバンス「女子の会話か!
 いや片方はそうだけど!」

ルシアン「うるせーぞ。そろそろ行こうぜ」

エバンス「いきなり素に戻るなよ…
 まあいいや、ここから先はさらに危険だぞ。
 大丈夫かなルウ?」

ルシアン「は、誰に言ってんだ?」

エバンス「お前。
 だいぶビビってらっしゃるようだったから」

ルシアン「ふざけんなよ!
 モンスター如き全部ぶっ倒してくれるわ!」タッタッタ

アイネ「あ、行っちゃった。
 大丈夫…なの?」

エバンス「ふふ…危険な場所はルウに先に行かせて後から悠々と着いていく。
 生贄作戦成功~」

アイネ「…っ」

エバンス「ん、どうした?」

アイネ「な、何でもない!
 早く追いかけよっ」

エバンス「…?
 ああ…」