エバンス「さてとルウ、今から依頼のあったロナンドの街まで行くわけだが」

ルウシン「おう」

エバンス「そこまでの道のりには当然モンスターが出てくる」

ルウシン「そうだな」

エバンス「そして多分本来の依頼内容はそこから別の場所までの護衛か、その辺にいる強敵モンスターの退治か…もしくは罠だ」

ルウシン「ふーん…
 ってやっぱ罠なのかよ」

エバンス「いずれにしても…ここいらに出てくるモンスター位は軽く倒せないと話にならない。わかるな?」

ルウシン「ああ」
エバンス「ってわけで、…な?」

ルウシン「…何が言いたいんだよ」

エバンス「つまり~後は任せたぞって事!」

ルウシン「はあ?」

ルウシン「っていつの間にかモンスターに囲まれてる…!」
2-2


ルウシン「あの野郎…さっさと逃げやがって」

ルウシン「…ま、この程度の雑魚ならなんてことないけど」

モンスターに囲まれてるとは言っても一番弱いモンスターであるジェリーが相手なので慌てる事も無く、

ルウシン「ふん、軽く終わらせてやる…ぜ!」

モンスターの群れに構わず突き進み、大剣を振り回して次々と倒していく。

ルウシン「ふん、準備運動にもならねーな」

エバンス「さっすがルウちゃん。頼れるう~」

ルウシン「うるせーよ」

エバンス「今後もよろしくお願いしますね!」

ルウシン「次は絶対てめーにおしつけてやる!」

エバンス「ふっ」

ルウシン「鼻で笑うんじゃねー!」

2-1a
??「あ、あのー」

ルウシン「あん?」

エバンス「お、もしかして…依頼人の?」

アイネ「はい、アイネと言います。
 ギルド『ブルーファイア』の人ですよね?」

ルウシン「ああ…ってもう着いてたのか」

エバンス「ルウちゃんがモンスター退治してくれたからすぐだったね!」

ルウシン「うるせーよ」

アイネ「えっと…」

ルウシン「ああ、なんでもない。
 そんでここまで来てくれっていう変な依頼の内容は?」

アイネ「はい。
 この先の森の中に知り合いが住んでて、そこまでの護衛をお願いしたいのですが…」

エバンス「ふんふん、護衛ね。おっけー了解。
 問題ないだろルウ?」

ルウシン「んー俺はいいが…」

アイネ「?」

ルウシン「この先の森は結構強いモンスターも出てくる。
 素人を護衛しながらってのはちょっと厳しいかもな」

エバンス「んーでもそこはほら、ルウちゃんが…ね?」

ルウシン「ね?じゃねーよ!
 お前いつも大変な事は俺に押し付けてないか!?」

エバンス「やべっばれた!
 あっ、うそうそ!違う違う」

ルウシン「この野郎…」

アイネ「あの…?」

エバンス「あー大丈夫だよ。もうちょっとで丸め込むから」

ルウシン「おい今丸め込むって言ったろ!」

エバンス「そう言いつついつも騙されるルウちゃんなのであった」

ルウシン「うるせーよ!
 あー、とにかくだな…護衛を2人だけでってのは厳しいから。ここは一旦戻って仲間を…」

アイネ「……」

エバンス「ルウが常識的な意見を言う…だと?
 何も考えてないと思ったのに何てことだ…!」

ルウシン「うるせー!」

アイネ「あ~~も~~~!!」

エバンス「ん!?」

ルウシン「ど、どうしたんだ?」

アイネ「もう!さっきからなんなの!?そんなに護衛するのが嫌なの!?
 こんな美少女が困ってるのに助けようって気持ちは無いの!?」

ルウシン「…自分で言っちゃったよ」

アイネ「何よ!可愛くないって言うの!?」

ルウシン「いや可愛いと思うけど…」

アイネ「な…あ…うう////」

ルウシン「自分で言っといて照れるなよ…」

エバンス「流石だなルウシン選手。
 さらっと口説くあたり俺には真似出来ねえ」

ルウシン「口説いてねーよ!」

アイネ「うう…//」

ルウシン「あーもーわかったよ!
 護衛すりゃいいんだろ!やってやるよ!」

アイネ「ほ、本当!?」

エバンス「ま、仕方ねーな。
 ルウは可愛い女に弱いからな」

ルウシン「何言ってんだよ!ふざけんな!」

アイネ「あう…////」

ルウシン「だから照れんな!」